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Channel: エルモとマシューのアメリカンルアー ばんざい!
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【本物の道具を!男のロマン溢れる逸品を心の限り届けたい!】きたあ!これが1890年アイルランド発祥の!奥義「ボルケーノファイヤーシステム」だ!『釣りがきっかけで、120年前にアイルランドの地で誕生した逸品、ご存知ですか?』【本物は生き続ける!凄腕アングラーが開発し、今や世界的名声を得るまでになった最高傑作「KELLY KETTLE」、いよいよバスアングラーのみなさまの元へ!】超便利なオプションも!BOIL FAST ! COOK FAST ! SURVIVE ! 防災用にもぜひ! の巻。

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19世紀の後半のアメリカといえば、みなさまもご存じの、あの「西部劇」の時代になります。^^

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いわゆる「西部開拓時代」でして、それまで当時の白人たちにとっては化外の地とされていたミシシッピ河以西の地が、

 

1848年のカリフォルニアでの金鉱発見が大きなきっかけとなり、また大きく後押しとなり、
(いわゆるゴールドラッシュですね^^;)

 

1860年から1890年にかけて、西へ西へと開拓を続け、しまいには太平洋へと辿り着き、アメリカ大陸を東の端から西の端まで進出し尽くしたわけです。

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そのため、歴史家のフレデリックターナー曰く、「1890年はフロンティアの終焉」と位置付けられたわけですが、

 

それ以降は実際、1896年にカナダ北部のクロンダイクで金鉱が発見されると、

 

またまたゴールドラッシュが始まり、「新たなフロンティアは北へ北へ!」と向かうこととなり、

 

アラスカが最後のフロンティアといわれるようになったわけです。

 

また一方、フロンティアの消滅と前後して、アメリカは本格的に太平洋進出へ乗り出していくことになり、

 

それが遠因となって、我が国日本もたいへんな時代へと巻き込まれていくことになりました。

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1860年当時というと、もちろん釣具店という形態の店などなかったわけで、^^;

 

いわゆる「金物屋」や「道具屋」といったところで、釣り道具が販売されており、

 

「1890年の段階ではアメリカではもうすでにルアーでバスを釣っていた!」ことは、

 

拙ブログで以前何度も取り上げさせていただいたことになります。^^

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一方、反対側の大西洋側へ目を向けてみましょうか!! っていうのが、

 

先日から始まった、といいますか、つい昨日から始めちゃった^^;、

【「フィッシングエルモ 本物は生き続ける!」 

 

熱いアングラーさまならば持っておかなくてはならない、世界の超一級アイテム! 

 

1890年生まれのアイルランド生まれの画期的名作「ケリーケトル KELLY KETTLE」!キャンペーン】

になりますね!!^^

 

いわゆる「金物屋」「道具屋」繋がりで、120年以上前に誕生して、今尚、世界各地のアングラーを魅了し続けている逸品を、ここ拙店に集ってくれる熱いみなさまに心の限りご提案したいと思います!!^^

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ここで~~~、【「フィッシングエルモ 本物は生き続ける!」 熱いアングラーさまならば持っておかなくてはならない、世界の超一級アイテム】をひとつご紹介させていただきますね=====!!!^^

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実店舗で~~~、常連様が続々お買い求めてくれてますぜぃ=====!!!

 

最初は付き合いから~~~、(汗)

 

今では口コミで~~~、「コレ!最高!」ってことで~~~、

 

どんどん人気が出ていますぜぃ=====!!!(笑)

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Padraig Kelly (seated left) in 1985.  Standing beside him is Martin Cawley, another well know angling guide on Lough Conn, County Mayo, Ireland. 

 

ここに集っていただける熱いみなさま全員に~~~、本当に心の底からお薦めしたい~~~、その超逸品レジェンドアイテムとはズバリ~~~、

【1890年生まれの~~~!

 

そう、バスフィッシングと同じくらいの120年以上もの、本物の長き歴史を持つ~~~!

 

アイルランド西岸生まれの本物のプロダクツ~~~!

 

本物のアングラーの存在がきっかけで作り出されて、そこから全世界に広がっていった!という~~~、

 

まさにアングラーたるものなら、男たるなら、こんな物語を聴いちゃったら、ロマン溢れてどうしようもなくなってしまう~~~! 使ってみないことには、いてもたってもいられなくなる~~~!^^;

 

ジャーーーーン! 「ケリーケトル KELLY KETTLE」】ですぞ=======!!!

釣り具業界でははじめて~~~、拙フィッシングエルモが正規代理店と取引を開始させていただきましたあ=====!!!^^

 

心からお薦めしたい「最高のやかん」ですぞ=====!!!^^

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ボートアングラーのみなさまも~~~、陸っぱりアングラーのみなさまも~~~、

 

バスフィッシングアングラーのみなさまだけでなく、渓流やフライフィッシャーマンのみなさまにも~~~、心よりお薦めします!!

(注 ボートから上がって30分くらいゆっくりしませんか!!)

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そしてなによりも~~~、釣りができない時であっても、

釣りをしない人であっても重宝しますぜぃ===!!

 

「防災用品」のひとつとして! 車の中に常備しておきましょうよ=====!!

なんてたって~~~、みなさまがお持ちのワンバーナーももちろん重宝しますが、

ケリーケトルはガスいらず~~~!! 

これだけポンッ!ともっていくだけ===!!!

そこが最高なんですぞ=====!!!^^

気の合う仲間同士、おいしいコーヒーを飲みましょうよ=====!!!^^

なんのことはないインスタントラーメンでも、野外で、フィールドで食べると~~~、最高ですよね=====!!!^^

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ケリーケトルとは・・・・・・・

 

120年以上も前にアイルランドのケリーさんが、釣りがきっかけとなって開発したケリーケトル。

日本では知る人ぞ知る超レアな湯沸かし道具ですが、世界中で超一級プロダクツとして認知されています。


ここ日本では5年ほど前からキャンプ関係の人々を中心に徐々に広がっていきました。


「星空を見ながら・・・」とか、

「庭でゆっくりお茶を飲むのに使いたい」、

「ウィンドサーフィンの合間にコーヒーを飲むのに使いたい」、

「防災用品として役立ちそう」、

「山仕事で使いたい」等々、

ユーザー人口は少ないながらも実にいろいろな場面で使われているようです。

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ポイント1 ガス燃料不要。少量の枯葉や小枝でOK ガス燃料不要燃 料を入れるファイアーベースは、1.6L,1.5L,1.3Lはすべて同じサイズで直径約14cmX深さ約6cm、0.5Lは直径約11cmx深さ約 4cmでこれに入る量の枯葉や小枝を入れるだけでOK。後は煙突部分から小枝などをポキポキ折って投入し、火の勢いを保つようにします。  小枝や枯葉だけでなく、割り箸や紙くずなども燃料に使用できます。  

 

ポイント2 すぐにお湯が沸く。(1.3Lの水で約3分)

 

ケトル本体は真ん中が空洞で外壁と内壁の間に水か入る構造。ファイアーベースの通気口から空気が入り煙突効果で上昇気流が生まれ、すぐに炎がトルネード状に煙突の上まででてきますので、内壁全体を熱することになり短時間でお湯を沸かす事ができます。

 

ポイント3 別売りのクックセット&ポットサポートで簡単な料理もOK!

 

ケリーケトルは単にお湯を沸かすだけではありません。煙突の上から出ている火を利用してスープを作ったりウインナーを炒めたりといった簡単な料理もできます。

 

ポイント4 付属の収納袋にコンパクトに収納できます。

 

収納袋一 番軽い0.5Lアルミでケトル本体が約600g。クックセット(小)約220gやポットサポート約8gを加えても828gです。一番大きなステンレスの 1.7Lは重さ約1,200gでクックセット(大)322gとポットサポート約8gを加えたフルセットで約1,530gです。

 

こんな時に使えます

 

ハイキングやキャンプは勿論、バイクや自転車のツーリングや庭先でコーヒーやお茶を飲む時、またガスや電気が止まった際の防災用品としてもお使いいただけます。

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ケリーケトルの歴史・・・・・・・

  

1890年代
ケリーケトルの歴史は1890 年のアイルランド西岸まで遡ります。
現在のケリーケトル社の社長パトリック・ケリーと同じ名前でひいお爺さんのパトリック・ケリーは
アイルランドのメイヨー郡にあるコン湖のほとりで農夫として働く傍ら

漁師としてサケやマスを釣っていました。


寒い冬の漁でも簡単に温かいものが飲めるようにしたいと
湖のほとりにある松ぼっくりや小枝を缶詰の缶に入れて燃やし、
お湯を沸かせるように作った道具がケリーケトルの原型です。
その後繰り返し使用できるように銅製のケトルが作られるなど改良が重ねられ、
簡単にお湯を沸かす様子が漁師の仲間の間で評判となり、
”ケリーさんが作ったケトル”として広まっていきました。


1950年代
息子のジム・ケリー(現社長の祖父)がさらに改良を進め、小規模ながらアルミ製の1.6リットルタイプを製品化し、

コン湖では有名な漁師でもあったジム自身が 漁にでるときは常にケトルを持って行って使用していたところ、
荒れた天候の中でも素早くお湯を沸かしてスープを飲む姿が口コミで広まり、
西アイルランド一帯では誰もが知るケトルとなりました。


1970年代
パドレイク・ケリー(現社長の父)がファミリービジネスとして生産設備を近代化し、0.5リットルやアルミのクックセットを開発しました。
この頃になるとアイルランドにもヨーロッパ各地から多くの観光客が訪れるようになり、

ケリーケトルを見た多くの外国人、特にイギリス人やドイツ人から注文が多数寄せられるようになりました。
またコン湖で指折りのアングラーであったパドレイクはアイリッシュ・トラウト・フライフィッシングチームのメンバーとして多くの大会に参加し、
有名になっていたのでケリーケトルのビジネスも口コミで急速に拡大して行きました。


変わらないもの
ケリーケトルのデザインは多少変わりましたが、すばやく熱を伝えるダブルウォール構造と効率よく燃焼させる煙突構造は100年以上経った今も変わることはありません。

また、 コン湖のほとりは今も自然にあふれ、燃料となる小枝や枯れ草などが多くあり、
現在も釣りガイドを営むケリー家の人々と供に釣り客にあたたかいスープやコーヒーを入れ続けています。
釣り人たちも、ケトルの水が沸くスピードに数百年前と同じように魅了され、
またさらに口コミで世界中に広まってゆくことでしょう。

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というわけで~~~、「ケリーケトル」がドカーーーンと入荷しましたあ=====!!!

必殺ボルケーノシステムの凄まじい威力に酔いしれろ=====!!!^^

電気代、ガス代ゼロなのに、

ナント~~~!ティ〇ァールより速くお湯が沸きますぜぃ=====!!!

大きく分けて、アルミ製とステンレス製の2種類あるのですが、

 

今回は主にアルミタイプが、実店舗のレジ周りで、私が隠れてしまうほどドカーーーンと入荷しておりますぞ=====!!!

 

(ご来店いただいたみなさまがビックリして笑ってくれます!!(笑) 気を使っていただいてお付き合いしてくれます!!(苦笑) 大感謝です!!)

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それに便利で嬉しすぎるオプションアイテムも合わせて入荷しましたあ=====!!!

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ケリーケトルの大きさは、アルミ製とステンレス製それぞれで、3種類がラインナップされています。

 

アルミ製では、「0.5L トレッカー」、「1.3L スカウト」、「1.6L ベースキャンプ」、

 

ステンレス製では、「0.5L トレッカー」、「1.1L スカウト」、「1.5L ベースキャンプ」

 

という大きさがラインナップされています。

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0.5Lトレッカーでは、コーヒーなら2杯飲めます。

 

1.1Lと1.3Lのスカウトでは、4~5杯飲めます。

 

1.5Lと1.6Lのベースキャンプでは、5~6杯といったところでしょうか。

 

コーヒーの場合、一人での釣行ならば、0.5Lトレッカーサイズでじゅうぶんですが、^^

 

釣り仲間にごちそうする場合は、2人での釣行ならば、真中サイズのスカウトサイズの方がいいでしょうか。^^

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ちなみに、カップ麺での必要湯量を調べてみました。(笑)

 

カップヌードルシリーズの場合、290ccのお湯が必要なので、

 

一人での釣行にはトレッカーでじゅうぶんですが、

 

2人での釣行になると、スカウトがいいですね!!^^

 

エースコックスーパーカップは470cc、マルちゃんたぬきは400cc、

 

やきそばUFOは430cc、

 

同じく一人での釣行にはトレッカーでじゅうぶんですが、

 

2人での釣行になると、スカウトがいいですね!!^^

 

コーヒーとカップ麺とを一気に、という場合にもスカウトになりますね!!^^

これが「驚異のボルケーノシステム」だ!!(笑)

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くれぐれもご注意を!! WARNING!!

 

使う時は、沸かす時は、必ず栓を外すこと!!

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0.5Lトレッカーサイズはこちらからお願いします!!

http://www.fishingelmo.com/cp-bin/remiseCart/main.cgi?mode=cart&sid=1&g1=91%2E%93%60%90%E0%82%CC%83P%83%8A%81%5B%83P%83g%83%8B&g2=

http://www.fishingelmo.com/cp-bin/remiseCart/main.cgi?mode=details&sid=1&gid=1S000355

http://www.fishingelmo.com/cp-bin/remiseCart/main.cgi?mode=details&sid=1&gid=1S000356

1.1L、1.3Lスカウトサイズはこちらからお願いします!!

http://www.fishingelmo.com/cp-bin/remiseCart/main.cgi?mode=cart&sid=1&g1=91%2E%93%60%90%E0%82%CC%83P%83%8A%81%5B%83P%83g%83%8B&g2=

http://www.fishingelmo.com/cp-bin/remiseCart/main.cgi?mode=details&sid=1&gid=1S000357

http://www.fishingelmo.com/cp-bin/remiseCart/main.cgi?mode=details&sid=1&gid=1S000358

1.5L、1.6Lベースキャンプサイズはこちらからお願いします!!

http://www.fishingelmo.com/cp-bin/remiseCart/main.cgi?mode=cart&sid=1&g1=91%2E%93%60%90%E0%82%CC%83P%83%8A%81%5B%83P%83g%83%8B&g2=

http://www.fishingelmo.com/cp-bin/remiseCart/main.cgi?mode=details&sid=1&gid=1S000359

http://www.fishingelmo.com/cp-bin/remiseCart/main.cgi?mode=details&sid=1&gid=1S000360

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それでは次は、ケリーケトルのオプション品をご紹介します。

 

ケリーケトルの用途が一段と広がります。

 

お湯を沸かしながら、簡単な調理が可能になります。

「ポットサポート 全サイズ共通」はこちらからお願いします!!

http://www.fishingelmo.com/cp-bin/remiseCart/main.cgi?mode=details&sid=1&gid=1S000361

「クックセット 小」 「クックセット 大」はこちらからお願いします!!

http://www.fishingelmo.com/cp-bin/remiseCart/main.cgi?mode=details&sid=1&gid=1S000362

http://www.fishingelmo.com/cp-bin/remiseCart/main.cgi?mode=details&sid=1&gid=1S000363

ご注意ください!!

 

トレッカーサイズにはクックセット小を! スタウトサイズ、ベースキャンプサイズにはクックセット大を選ぶように!!^^

2014年最新作の「キャンピングマグセット」はこちらからお願いします!!

http://www.fishingelmo.com/cp-bin/remiseCart/main.cgi?mode=details&sid=1&gid=1S000364

キャンピングマグセットは350mlと500mlのシングルステンレスカップがセットになったもので、カップの内側に目盛がついています。また2カップともクックセット大の中に収納でき持ち運びに便利です。
※クックセット小の中には350mlのみ収納可能です。500mlは収納できませんのでご注意ください

2014年最新作の「ホーボーストーブ」はこちらからお願いします!!

http://www.fishingelmo.com/cp-bin/remiseCart/main.cgi?mode=cart&sid=1&g1=91%2E%93%60%90%E0%82%CC%83P%83%8A%81%5B%83P%83g%83%8B&g2=&p=2&keyword=&sgroup=

http://www.fishingelmo.com/cp-bin/remiseCart/main.cgi?mode=details&sid=1&gid=1S000365

ホー ボーストーブを使えばファイアーベースの火を効率よく利用して調理ができます。

また使用後はひっくり返してファイアーベース大(ベースキャンプ、スカウト 用)の中に入れる事ができるので収納も簡単です。

※トレッカー用のファイアーベースには適合しませんのでご注意ください。ホーボーストーブ(小)の発売予定は未定です。

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収納方法はコチラ!!


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ホーボーストーブやキャンプングマグセットがケリーケトルに収納できるようすがとてもよくわかる動画がありました。是非チェックしてみてください。

 

注)0.5lのトレッカーに適合するホーボーストーブはまだできておりませんのでベースキャンプ(大サイズ)、スカウト(中サイズ)のみ、こうした収納ができます。

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これが奥義「ボルケーノシステム」だ!!(笑)

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さあみなさん、ケリーケトルをぜひ使ってみてください!!

本物の道具を届けたい!!

どうかみなさま、今後ともフィッシングエルモをよろしくお願いします!!

さあみなさま、まだまだ暑いですので、くれぐれも熱中症にはご注意くださいませ!!

いい釣りできると思うので、ケリーケトルで、さあ乾杯!!

いつでもご一報を!!^^

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ジェームスヘドンが作った「オリジナルザラスプーク」や「クレイジークロウラー」や「ラッキー13」、

フレッドアーボガストが1938年に発表した画期的な「ジッターバグ」、

ほうきの柄を削ってルアー製作をスタートさせたジャックスミスウィックが1950年代に作り出した最高傑作「ラトリンログ」、

そんな本物のルアーを、”本気で”使っていくと、

  ーいいかい、むずかしくないよ。
      だって、ルアーの方が最初のワンアクションから、君の心をがしっと鷲掴みにするからー、

代々受け継がれてきた”すごく”貴重な何かに気づく。 

ある貴重な秘密だ。

それは、名作ルアーすべてのデザインや機能性に、名作ルアーすべてに共有される発想や概念、あのすべての名作ルアーの中にある。

そして、そういったルアーはアングラーからアングラーへ、父から孫へと受け継がれるが、その本質はいつまでも輝き続けるのだ。

もし君がすでに本物のルアーやロッドやリールを知っているのなら、

フィッシングエルモという小さなショップは、たぶんまた君にその源へと戻る理由を与えるだろう。

そして、君が本物を一度も使ったことがなく、これから初めて出会おうとしているのなら、僕はこれを約束できる。

君のバスフィッシングは、君の人生は良い方に変わろうとしている。

           エルモとマシューとジョシュア、フィッシングエルモプロスタッフ、それにいつもご贔屓にしたいただいているご常連のあっぱれアングラーのみなさまより   友情と胸いっぱいの想いを込めて

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【重 要記事再掲載】 週末のアンニュイなお時間、ちょっと小話でもいかが?^^ 『バスフィッシングが本気で上手くなりたい熱いアングラー様に心より捧げます!』 【フィッシングエルモ小話 「陽気なアングラーが地球を回す 完結編 ”古典的トリック”と”割り切れない気持ち”」】 バスフィッシングも基本&大前提が大事なんです!〖今シーズンこそ、「基本の型&作法」を身に付けませんか? 王道スタイル「エルモジャーキング道場」へようこそ!〗 の巻。

【果たして君は、この奇蹟の「古典的トリック」を見破ることができるか?!】

お待たせしました!^^ いよいよ完結編!

けっして見逃せない「核心部分」へと突入!

『バスフィッシングが本気で上手くなりたい熱いアングラー様に心より捧げます!』

【フィッシングエルモ小話 「陽気なアングラーが地球を回す 完結編 ”古典的トリック”と”割り切れない気持ち”」】

バスフィッシングも基本&大前提が大事なんです!

〖今シーズンこそ、「基本の型&作法」を身に付けませんか? 王道スタイル「エルモジャーキング道場」へようこそ!〗 の巻。

 

「ジャーキングという真のテクニックと真剣に向かい合っていく覚悟があるなら、

せめて使っていくジャーキングロッドの本数をまずは基本の1本目から、

すぐに2本目、そして好奇心を刺激されるままに3本目、

それからその後はどんどんその本数を増やしていってほしいんですよ!!

たとえ同じ6フィートというレングスのロッドで、

たとえ同じようにMクラスという表示がされていても、

さらにたとえ推奨ルアーウェイトとか推奨ラインとかの表示が同じであっても、

弾性率の違いによって、ルアーのアクションがまるっきり変化してきますから!!

これが最高の1本っていうのはないんですよね!!ロッドは複数の機種を使い分けてこそってことですよ!!

弊社フィッシングエルモプロスタッフの連中は当たり前のように、6フィート以下のレングスのジャーキングロッドを10本以上は使い分けていますよ!!

長年の積み重ねで20本を超えている人もいますしね...^^」

俺の顔にかかりそうになるくらいに唾を飛ばしながら、あの汚くて小さな釣具店の店主はこう力説を続けている。

”やれやれ.. もうさんざんカタログで検討済っていうのにこれかよ.. 鬱陶しい...” 俺は心の中でそう呟いた。

傍らに鎮座するゴールデンレトリバーの2頭はというと、毎度のことなのだろう、それを子守唄代わりにしてすやすやと眠っている。

俺は半ば犬にでもなりたいという気になりながら、このつまらない話に否応なしに耳を傾けていた。

「古典的なやり方だなあ。本数を売って売上を簡単に上げたいってか。そうなんだろ、店長さんよ!」

「えぇ何を... 」 けっこう図星だったのだろうか、店長と思しき男が言い淀んだ。

車で恐ろしい嫁を待たせている俺としては時間がない。そこでかまわずたたみかけた。 なんてことはない、俺はいわゆる恐妻家だ。(苦笑)

「俺はね、最高のジャーキングロッドを1本だけ薦めてもらえればいいんだよ!

琵琶湖でル〇ラのジャーキングをやるっていってる。そしてそれにはどれがいいですかってきいてるんだから、

一番いいのを薦めてくれよ。頼むからさ」 育ちのあまりよくない俺は少しいいすぎたかなと思い、最後はちょっとやんわり頼む感じになって言ってみた。

「じゃあこれにしておきますか!最近リリースされたジャーキングロッドですけど、HB64MLってやつですけど...」 ロッドを袋から取り出しながら店長と思しき男は、その新作ロッドを俺の目の前に持ってきた。

”きた、きた。そのロッドがお目当てなんだよ。それを買いに来たんだよ” 店長が袋から取り出すのをじれったく感じながら、 

偏屈な性格だと噂では聞いていたが、”けっこう素直じゃないか。やっぱりこんな奴には最初からガツンと言ってやればいいんだよな。最初が肝心。作戦大成功” ほくそ笑みながら俺はロッドに手を伸ばしかけた。

「これってあの釣りまくりで有名なプロガイドがジャーキングロッドとしてニューリリースしたやつだよな!」といいながら。

するとその瞬間、店長はくるっと振り向き、再びロッドをロッドカバーに突っ込みだした。

「えぇ、なにを...」 まさにロッドに手が触れる寸前というタイミングでおあずけを喰らい、こういいかけた俺だったが、

「あんたっ、まだあーー」という不機嫌な大声が店長の視線の先から聞こえてきたことを感じ取り、咄嗟にその言葉を飲み込んだ。

あろうことか、あの鬼嫁が店内に入ってきたのだ...

「いらっしゃいませ! あっ、お嬢様ですか!時間が掛ってすみません。 たった今までお父様に商品の説明をしていたものでして...」

「えっ、あらやだあ~~~!そんな風に見えます~? 主人ですよ、ねえ~あなた!」 

あの恐ろしい嫁の顔に、

あのいつもは仏頂顔の頬に、

ちょっぴり赤みが射しているではないか。

しかも、心なしか口調もいつもより柔らかい。俺はなんだか急に鳥肌が立った。

「どれにするかきまったの?」 気色悪い声でやさしく語りかけてくる。

「ああ、店長にこれを薦められてね」 

俺の口調も柔らかくなっている。それまでのような横柄な口調はできない。

恥ずかしすぎるが、まあ仕方がない。 なんてことはない、俺は筋金入りの恐妻家だ。 (苦笑)

「お値段は、おいくらぐらいかしら」 普段とは明らかに言い方がちがう嫁のその質問に俺はすかさずこう答える。 

「5万弱ってところ」

するとほぼ同時に店長と思しき男が、「えっ、お薦めしていませんよ。もっといいのがたくさんございます」とこの期に及んで言ってきた。

”馬鹿かこいつ!このタイミングで何を考えてるんだ!”俺は吊り上がりそうになる眉を必死で押さえながら店長と思しき男をさりげなく睨みつけたが、

その顔を見た途端、なんともいいようのない不吉な予感を感じた。

なんと店長と思しき男は片唇をピクッとあげ、ウインクしながら笑いかけてきたのだ。 

なんだかとても嫌な予感がする... 胸騒ぎがする...

”ふっ、復讐が始まるのか...”俺は一気に青ざめてしまった。 

鳥肌に青い顔、さらに冷や汗まで吹き出してくる。

「どういうことなの~~~、ねえ、あなたあ~~~」 いつもとはあきらかにちがった猫撫で声で囁きかけてくる嫁であったが、

続けざまに、「店長様に一番いいのをお薦めしてもらったらど~う?一番好きなのを買ってもいいわよ、今日は特別だもの~。」と聞こえよがしに言うのを耳にし、

”どうやら他意はないようだ。単に気分を良くしているだけのようだ..”と少し安心する。 

”お世辞に弱いやつめ!”と心の中で呟く。

「ああ~、御主人様のお誕生日ですか?おお~、今時こんなに優しい奥様だなんて幸せですねえ!」しれっと店長が嫁に話しかけている。

「いやだあ。ちがいますのよ。結婚記念日ですの。十年目の。ねえあなたあ~」

「ああ、そうだな」完璧に忘れていた俺だった。  ”あぶない、あぶない...”

「さきほどですね、ロッドを2本お薦めしようかと考えていたところなんですよ。

バスフィッシングっていうのは奥様方からすれば、同じようなロッドばかり揃えて何の意味があるのって疑問ばかりでしょうが、

奥様方のお料理に使われる際の包丁のようなものなんです。

刺身包丁とか肉切り包丁とか菜切包丁とか出刃包丁とか、

いろんな種類を使い分けることによって、おいしいお料理ができてくるわけですよね?」

「そうですわね。包丁は使い分けるものですわ。」 

”えぇ?おまえはたいした料理もしないし、包丁も1本のくせに、よくもまあしゃしゃあと...” そんな言葉が口に出かかるのを俺は必死に我慢する。

「でも1本5万円のロッドを一気に2本もなんてとてもじゃないけど買えませんわ。

予算は5万円程度って考えていましたの。」

「もちろんバスフィッシングのロッドにそんなにお金をかける必要はございません。

弊店でお薦めしているアメリカンタックルならば、

ロッド2本に、さらにリールを2台をセットでお付けしても、

そうですねえ、6万円台程度で十分に収まります。

しかも一級品ですよ。」

「ええっ、そうなんですか!

いつも主人はロッドやリールをひとつ買うだけで5万円くらいかかるって言うもんですから...」 

俺は堪らず、いまさらのように苦笑いを浮かべるしかない。

「気持ちがね、割り切れねえんだよ、ぶっちゃけ... 

アメリカンタックルって安かろう、悪かろうって気がして...」

「そうですか、気持ちの問題ですか... 

割りきれませんか...

我々業界のせいですもんね...

ロッド1本で5万円が普通って、長年に渡って刷り込んできたんですもんね...」

「やはりロッド1本は5万円というのが相場になっているんですわね...」

「いえいえ、そんなこともないんですよ、奥様。 

なにかおかしいと気づかれた人から順にそんな変な世界とはおさらばを決め込む人達が、徐々にですが増えつつあるんです。

たとえば先日は...」

店長にそれ以上言うなと表情で知らせてみるが、果たして気づいてくれるのか...

すると店長は突然、こう切り出した。

「ええ~っと、奥様、

もちろん日本市場で流通しているロッドの価格はそれくらいが相場です。

御主人だけでなく多くのアングラーが1本5万円のロッドを購入しています。

そして同じくリールの相場も4~5万円するんです。

となりますと、たいていはボートには10セット以上積み込みますから、

そのセットだけで”5万円プラス5万円”x10=100万円になってしまいますね。」

「ああ~そんなにかかるものなんですか。」

「はい、最低でも10セットは必要ですから。

包丁と同じく使い分けするもんですから。」

”フフフ、そうなんだよ。釣りには金が掛るんだよ。もっと言ってやってくれ” 俺は心の中で拍手喝采だ。

「奥様、さきほど私はご主人様にとりあえず2セットをお薦めしました。

ロッドとリールのセットをです。

それは使い分けが本当に面白いからです。」

「そうですの。」

「おっと、それよりも奥様とご主人様はご結婚10周年ですか。おめでとうございます。

お二人で力を合わせて頑張ってきたからこそ、今のお幸せなご家庭があるわけですよね。

お二人で一つの目標に向かってこれまで一生懸命頑張ってこられた。

2が1ってことですよね、奥様。」

「ああ~はい、そうですわね。二人で頑張ってきましたわ。いろいろありましたけれど」

「そうでしょうね。

どちらのご家庭にも他人ではけっして推し量ることができないたくさんのことがございますでしょうね。

そしてこれからも。

ところで奥様、数学はお得意ですか?」

「いえいえ、学生時代に普通にかじっただけであまり得意ではありませんわ。

主人の方は理系ですから数字はどちらかというと、主人の方が強いですわ。

どういうことですの。」

「そうですか、いえいえそんなに難しいことじゃないんです。

奥様、それにご主人様、1+1=2ですよね。

では数学で、”1=2”ってのはありえますか?」

「1が2になるんですか。そんなことありえませんわ。」

「それがですね、頑張ってきた仲の良いご夫婦だけが、そんな奇跡の瞬間を体験することができるんですよね。」

”そんなことあるわけねえだろ!馬鹿か!” 俺は心の中でそう呟いた。

あらぬ方向へと話が進んできたが、おだてられた嫁はまだまだ話に夢中だ。

「それではですね、

お二人で一つの目標へと頑張ってこられたお二方への、

ご結婚10周年記念を祝しまして、

ささやかながら、”1=2”の奇跡のマジックをプレゼントしましょう!!」

「???????

えぇ、どういうことですの。」

「そんなたいしたことじゃないですからちょっとやってみましょう。^^

a=b としますね。

まずは両辺にaをかけてみてくれますか。

はい、これを使ってください。ペンとメモです。どうぞ。」

「aをかけるんですわね。

そうすると、axa = axbになりますわ。

まとめますと、a² = ab ですわ。」

「ではそこに両辺に同じく、 (a² -2ab)を足してくれますか。」

「わかりましたわ。 ええ~と、

a² +(a² -2ab) = ab+(a² -2ab) になりますから、

2a²-2ab = a² -ab、

まとめますと、2(a² -ab) = a² -ab です。」

「それでは、両辺を (a² -ab) で割っていただけますか。」

「はいかしこまりました。

ええっ~~~???

なんでですの~~~???

2 = 1 になりますわ!!

あらあ~~、すごく不思議~~~!! ねえあなたっ!!」

”そんなわけねーだろ!” 心の中で俺は呟きながらもう一度言われた通りにやってみる。

「ええ~~っと、

ああして.....

こうして.....

あっほんまや、 2=1 になるわ.....」

「そうでしょ。ご結婚10周年、おめでとうございます!!」

「・・・・・・・・・・・

??? ・・・・・・・・・・・ ???????????

う~~ん、いったいこれ、マジックっていうからには、どんなタネがあるんですかね、

教えて下さいよ、店長さん。」

「アハハ、古典的な商売、いやもとい(笑)、

極めて古典的な数学トリックですよ。^^;

基本がわかっていれば大丈夫ですよ。

そうです、

例えばジャーキングロッドにはショートレングス、

6フィート以下って超基本が大切なようにね。(苦笑)

6.4じゃあだめなんですよ。

大前提、基本が決定的に欠けているってわけです。^^;」

「・・・・・・・・・・・」 

”喧嘩を売る相手が悪かったな...” 俺はおおいに反省しながらもこれ以上復讐が発展しないように祈るような気持ちだ。

「ご主人様は”因数分解”って専門用語は、もちろん理系ですから、知っておられますよね。

では、もっと単純な、小学生レベルで習ったことを思い出してもらえますか?」

「それじゃあ、ひとつヒントを。」

「そうですねえ、ヒントはですねえ、割り切れない気持ち、

いえいえ、割り算ですよ。(笑)」

「・・・・・・・・・・・・」 

といわれても、俺にはまだこのトリックのタネがまったくもってわからない。

見かねた店長がさらにヒントを出してくれた。

「割り算のタブーは何ですかね?

言い換えれば、割れないってどんな時ですかね?」

「う~~~ん...........

えぇっと....

もしかして.......

0 (ゼロ)で割れないってこと?」

「はい、大正解です!! 

小学校で習いましたよね!!

割り算の基本ですよね!!

この場合は最初からa=bと規定しているわけです。

そうなると、a² -ab は、a² - a² になりますから、= 0(ゼロ)になっちゃいますよね。」

「そうか.......orz

俺は、”因数分解なんてわかってるぞ!”って見た目のそんなことだけにとらわれて、

ゼロ0で割ろうとしていたことを見抜けなかったってわけか.......orz

きっ、基本を知らず知らず見失っていたというわけか.......orz

専門用語に惑わされて...........orz」

「そうなんです。

トリックというのは、一見なんでもないようなところに、なんでもないような顔をして潜んでいるものなんですよ。^^;」

「基本が、大前提がなくなってしまったら、

それはもはやマジックになってしまう...

たとえとんでもないことが起こっても、何ら疑問に感じなくなっちゃう...

そういうことか...」

「はい、そうなんです。

2=1なんて、ありえない世界が訪れちゃうんですよ... 基本がなくなってしまうと...

でも、気づかない当のご本人は、その偽りの世界でごまかしごまかし、なんとか納得しながら生きていく、まさに無為の時を過ごしながら...

まったく... この世の終わりですよ....... orz」

「・・・・・・・・・・・ orz」

「さて、同様に、

バスフィッシングも基本が、大前提がとても大切なんです。

真のテクニックであるジャーキングも同じなんですね!!

6フィート以下のショートレングスという大前提、

この超基本をないがしろにしてしまうと、

眼は開けているのに、全く見えていない!! 

盲目と同じになってしまうんですよね!!

そうなんです、基本の型&作法を身につけないと、たとえ魚が釣れたとしても、

いつも偶然の産物、

いつもマジック、

いつもでたらめ、ってことになってしまうんですよね...........orz

そして実際、この真のテクニックを身につけるには、時間と忍耐がかかりますから、途中退場者が続出するのです...orz

でもそれは逆に考えてみれば、やっていけたアングラーにとっては、100人に一人になるでしょうが、それこそ凄い武器、自分の釣りの基軸になるわけなんです。^^

この差は相当大きいものですよ。

どうですか?? アメリカンタックルでジャーキング始めてみませんか??

面白いですよ~~~!!」

俺はガクッと膝を落とした。

「わかったよ。あんたにつきあってやるよ。」

「あなたっ!」 早速叱責の声が鬼嫁から発せられる。

俺は言いなおした。

「あっいや、店長さん、お付き合いさせてください。」

「いえいえ滅相もない。恐縮です。

それよりも、お気持ちの方は割り切れましたかね??」

「はい、きれいさっぱり割り切れましたよ...(苦笑)」

「そうよ、あなた! 

2セットっていったらいままでのあなたの好みで揃えちゃったら、20万円くらいもするじゃないの。 

なに迷ってるの?! こんなにお得な話ないじゃない!! 

5万円程度で済むなんて、いますぐ買っときなさいよ!!

今日は特別なんだから気にしなくていいのよ!!」

「わかってるよ。

店長さん、お薦め2セットと、

あとはそうだなあ、

お薦めのジャークベイトも5つくらいつけてくれるかな。」

「かしこまりました。

それではラトリンログシリーズのARBとAB、そしてARAから5つ選ばせていただきますね。

この度は本当にありがとうございます。」

結局その日俺は当初のお目当てロッドであるHB64MLではなく、ロッドとリールのセットを2つとジャークベイトを5つ買って帰ることになった。

もちろん嫁にはその後百貨店で洋服やらバックやらいろいろと買わされるはめになったのだが...(苦笑)

「あなたあ、このお洋服どう?似合ってる?」 やれやれ... 帰宅した途端にファッションショーが始まった...

「うんバッチリだよ。」 心にもないことを言いながらも俺は、明日にでもニュータックルを使ってみようとウズウズした気持ちになっている。

”こんな感覚は小学生の時の遠足以来だな...” そんなことを感じながら、今夜はなかなか寝付けないだろうなって考えている。

ウズウズというよりか、なんだかウキウキ、そしてルンルンとした気持ちになっている。

”店長さんよ、ありがとうな!” リールに真新しい20ポンドのラインを巻きながら、素直な俺はそっと呟く。

(完)

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今回はいつもと趣向をガラリと変えまして^^;、小話形式で話を進めさせていただきました。

きっかけはご常連のお客様”瀬良”様にご紹介いただいた、伊坂幸太郎氏の小説「陽気なギャングが地球を回す」が非常に面白かったからです。 

瀬良さん、インスピレーションをいただきまして、本当にありがとうございます。

 

私は職業柄、もちろん日々たくさんのアングラーのみなさまとお話する機会があるのですが、

そして中には何十年とバスフィッシング歴がおありで、何年も流行の最先端におられるベテランアングラー様ともお話しすることがあるのですが、

そんなアングラー様に限っていかんせん、いくらアメリカのバスフィッシングが大好きだと自称されていても、

大前提がちがうのでしょうね、全く話が噛み合わないなんて、悲しい経験を幾度もしています...^^;

まあ、小さくて汚い弊店にわざわざお越しいただけるわけですから、

まあ、そんなわけでアメリカのバスフィッシングに関してはたいへん興味がおありなわけなんですが、

だからこそ本場のアメリカンタックルについて語ってこられるわけなんですが、

そういったアングラー様はどうしようもないですね^^;、

例えばロッドについて話してこられるとしましても、その中心の話題は悲しいことに、ロッドのブランド名だったり、アメリカの有名プロが開発したとかっていうふれこみだったり、

所詮その程度の上っ面の会話で終わってしまいます...orz

簡単な例は、「ルーミスのブランクス最高!」とか、「やっぱキスラーはいいよね!」とか、「あのプロのロッドがいい!」とか、「このロッドとあのリグで勝ちまくってるよ!」とか、まあ、そんなレベルの話です...^^;

また、今アメリカではこれが流行っているとか、今アメリカのトッププロではこれが話題とか、そんな煮ても焼いても喰えない話ばかりです...^^;

おわかりですよね?? 

これじゃあミーハーちゃまが席巻していたあのバスブームの時代となにがちがうのか?、

単に超人気だからといって追いかけていた対象が、日本のメーカーからアメリカンブランドメーカーへ移っただけの話ではないか??

はい、悲しすぎることに、なにひとつ変わってないんですね、そのスピリットは...orz 目も覆いたくなるほどにミーハーのままなんです...orz

それが端的に、はっきりと証明されたのが、

昨年も終わろうかという頃、10月ごろから一気にブームを巷で巻き起こしたアラ〇〇リ〇騒動になります...

あのリグが釣れようが釣れまいがそんなことはどうでもいいです。ここではあえてそのルアーについての詳細には触れません。

それよりも、みなさまにじっくりと観察していただきたいのは、巷のブームに乗ってしまうタイプの人間というものがどんな種類の人間であるか、ということです。

巷のブームを追いかける人は、永遠にそれを繰り返すことでしょう。

巷のブームを追いかけて発信する人は、手を変え品を変え、永遠にそれを繰り返すことでしょう。

共通するのは、モノゴトを深く掘り下げることができない、そんなところにあります。

共通するのは、トリックをすぐに見抜けない節穴の観察眼、そんなところにあります。

ですから、いつまでたってもマジックを求めます。魔法を求めます。そんなルアーやタックルを求めます。

まるで上記小話のようではありませんか?? 1が2になってもまったく気づかず、ずっと盲目のまま走っていくのです...

大前提が、基本が、基軸というものが、決定的に欠けているのです...

(無鉄砲な若者はすきではあります。^^ でも、若者ではない、30歳を超えた男性でこれではちょっと、って感じですかね...)

愚痴はさておき、せっかくこんな小さなお店へお越しいただけるわけですから、もっとみなさんに心からバスフィッシングを楽しんでいただきたいとの考えから、

フィッシングエルモでは、ブームはブームでも、「きっちりとマイブームを作ろう!」というご提案を続けてきました。微力ながらこれからも続けていこうと思います。

みなさん、今面白すぎる「自分の釣り」、それに熱中できていますか??^^

ロッドワークと真剣に向かい合っていくと、新たな発見だらけではありませんか??^^

別にジャーキングだけでなくて、リーリングの釣りやワームの釣りにも、いろんな嬉しい大発見があったのではありませんか??^^

ロッドワーク、ジャーキングを真剣にやっていくことで、バスフィッシング全般のスキルアップを実感できているのではありませんか??^^

ぜひそのまま自分のペースでやっていってくださいね。心より応援しております。

この度はお目汚し、失礼しました。^^;


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