【果たして君は、この奇蹟の「古典的トリック」を見破ることができるか?!】
お待たせしました!^^ いよいよ完結編!
けっして見逃せない「核心部分」へと突入!
『バスフィッシングが本気で上手くなりたい熱いアングラー様に心より捧げます!』
【フィッシングエルモ小話 「陽気なアングラーが地球を回す 完結編 ”古典的トリック”と”割り切れない気持ち”」】
バスフィッシングも基本&大前提が大事なんです!
〖今シーズンこそ、「基本の型&作法」を身に付けませんか? 王道スタイル「エルモジャーキング道場」へようこそ!〗 の巻。
「ジャーキングという真のテクニックと真剣に向かい合っていく覚悟があるなら、
せめて使っていくジャーキングロッドの本数をまずは基本の1本目から、
すぐに2本目、そして好奇心を刺激されるままに3本目、
それからその後はどんどんその本数を増やしていってほしいんですよ!!
たとえ同じ6フィートというレングスのロッドで、
たとえ同じようにMクラスという表示がされていても、
さらにたとえ推奨ルアーウェイトとか推奨ラインとかの表示が同じであっても、
弾性率の違いによって、ルアーのアクションがまるっきり変化してきますから!!
これが最高の1本っていうのはないんですよね!!ロッドは複数の機種を使い分けてこそってことですよ!!
弊社フィッシングエルモプロスタッフの連中は当たり前のように、6フィート以下のレングスのジャーキングロッドを10本以上は使い分けていますよ!!
長年の積み重ねで20本を超えている人もいますしね...^^」
俺の顔にかかりそうになるくらいに唾を飛ばしながら、あの汚くて小さな釣具店の店主はこう力説を続けている。
”やれやれ.. もうさんざんカタログで検討済っていうのにこれかよ.. 鬱陶しい...” 俺は心の中でそう呟いた。
傍らに鎮座するゴールデンレトリバーの2頭はというと、毎度のことなのだろう、それを子守唄代わりにしてすやすやと眠っている。
俺は半ば犬にでもなりたいという気になりながら、このつまらない話に否応なしに耳を傾けていた。
「古典的なやり方だなあ。本数を売って売上を簡単に上げたいってか。そうなんだろ、店長さんよ!」
「えぇ何を... 」 けっこう図星だったのだろうか、店長と思しき男が言い淀んだ。
車で恐ろしい嫁を待たせている俺としては時間がない。そこでかまわずたたみかけた。 なんてことはない、俺はいわゆる恐妻家だ。(苦笑)
「俺はね、最高のジャーキングロッドを1本だけ薦めてもらえればいいんだよ!
琵琶湖でル〇ラのジャーキングをやるっていってる。そしてそれにはどれがいいですかってきいてるんだから、
一番いいのを薦めてくれよ。頼むからさ」 育ちのあまりよくない俺は少しいいすぎたかなと思い、最後はちょっとやんわり頼む感じになって言ってみた。
「じゃあこれにしておきますか!最近リリースされたジャーキングロッドですけど、HB64MLってやつですけど...」 ロッドを袋から取り出しながら店長と思しき男は、その新作ロッドを俺の目の前に持ってきた。
”きた、きた。そのロッドがお目当てなんだよ。それを買いに来たんだよ” 店長が袋から取り出すのをじれったく感じながら、
偏屈な性格だと噂では聞いていたが、”けっこう素直じゃないか。やっぱりこんな奴には最初からガツンと言ってやればいいんだよな。最初が肝心。作戦大成功” ほくそ笑みながら俺はロッドに手を伸ばしかけた。
「これってあの釣りまくりで有名なプロガイドがジャーキングロッドとしてニューリリースしたやつだよな!」といいながら。
するとその瞬間、店長はくるっと振り向き、再びロッドをロッドカバーに突っ込みだした。
「えぇ、なにを...」 まさにロッドに手が触れる寸前というタイミングでおあずけを喰らい、こういいかけた俺だったが、
「あんたっ、まだあーー」という不機嫌な大声が店長の視線の先から聞こえてきたことを感じ取り、咄嗟にその言葉を飲み込んだ。
あろうことか、あの鬼嫁が店内に入ってきたのだ...
「いらっしゃいませ! あっ、お嬢様ですか!時間が掛ってすみません。 たった今までお父様に商品の説明をしていたものでして...」
「えっ、あらやだあ~~~!そんな風に見えます~? 主人ですよ、ねえ~あなた!」
あの恐ろしい嫁の顔に、
あのいつもは仏頂顔の頬に、
ちょっぴり赤みが射しているではないか。
しかも、心なしか口調もいつもより柔らかい。俺はなんだか急に鳥肌が立った。
「どれにするかきまったの?」 気色悪い声でやさしく語りかけてくる。
「ああ、店長にこれを薦められてね」
俺の口調も柔らかくなっている。それまでのような横柄な口調はできない。
恥ずかしすぎるが、まあ仕方がない。 なんてことはない、俺は筋金入りの恐妻家だ。 (苦笑)
「お値段は、おいくらぐらいかしら」 普段とは明らかに言い方がちがう嫁のその質問に俺はすかさずこう答える。
「5万弱ってところ」
するとほぼ同時に店長と思しき男が、「えっ、お薦めしていませんよ。もっといいのがたくさんございます」とこの期に及んで言ってきた。
”馬鹿かこいつ!このタイミングで何を考えてるんだ!”俺は吊り上がりそうになる眉を必死で押さえながら店長と思しき男をさりげなく睨みつけたが、
その顔を見た途端、なんともいいようのない不吉な予感を感じた。
なんと店長と思しき男は片唇をピクッとあげ、ウインクしながら笑いかけてきたのだ。
なんだかとても嫌な予感がする... 胸騒ぎがする...
”ふっ、復讐が始まるのか...”俺は一気に青ざめてしまった。
鳥肌に青い顔、さらに冷や汗まで吹き出してくる。
「どういうことなの~~~、ねえ、あなたあ~~~」 いつもとはあきらかにちがった猫撫で声で囁きかけてくる嫁であったが、
続けざまに、「店長様に一番いいのをお薦めしてもらったらど~う?一番好きなのを買ってもいいわよ、今日は特別だもの~。」と聞こえよがしに言うのを耳にし、
”どうやら他意はないようだ。単に気分を良くしているだけのようだ..”と少し安心する。
”お世辞に弱いやつめ!”と心の中で呟く。
「ああ~、御主人様のお誕生日ですか?おお~、今時こんなに優しい奥様だなんて幸せですねえ!」しれっと店長が嫁に話しかけている。
「いやだあ。ちがいますのよ。結婚記念日ですの。十年目の。ねえあなたあ~」
「ああ、そうだな」完璧に忘れていた俺だった。 ”あぶない、あぶない...”
「さきほどですね、ロッドを2本お薦めしようかと考えていたところなんですよ。
バスフィッシングっていうのは奥様方からすれば、同じようなロッドばかり揃えて何の意味があるのって疑問ばかりでしょうが、
奥様方のお料理に使われる際の包丁のようなものなんです。
刺身包丁とか肉切り包丁とか菜切包丁とか出刃包丁とか、
いろんな種類を使い分けることによって、おいしいお料理ができてくるわけですよね?」
「そうですわね。包丁は使い分けるものですわ。」
”えぇ?おまえはたいした料理もしないし、包丁も1本のくせに、よくもまあしゃしゃあと...” そんな言葉が口に出かかるのを俺は必死に我慢する。
「でも1本5万円のロッドを一気に2本もなんてとてもじゃないけど買えませんわ。
予算は5万円程度って考えていましたの。」
「もちろんバスフィッシングのロッドにそんなにお金をかける必要はございません。
弊店でお薦めしているアメリカンタックルならば、
ロッド2本に、さらにリールを2台をセットでお付けしても、
そうですねえ、6万円台程度で十分に収まります。
しかも一級品ですよ。」
「ええっ、そうなんですか!
いつも主人はロッドやリールをひとつ買うだけで5万円くらいかかるって言うもんですから...」
俺は堪らず、いまさらのように苦笑いを浮かべるしかない。
「気持ちがね、割り切れねえんだよ、ぶっちゃけ...
アメリカンタックルって安かろう、悪かろうって気がして...」
「そうですか、気持ちの問題ですか...
割りきれませんか...
我々業界のせいですもんね...
ロッド1本で5万円が普通って、長年に渡って刷り込んできたんですもんね...」
「やはりロッド1本は5万円というのが相場になっているんですわね...」
「いえいえ、そんなこともないんですよ、奥様。
なにかおかしいと気づかれた人から順にそんな変な世界とはおさらばを決め込む人達が、徐々にですが増えつつあるんです。
たとえば先日は...」
店長にそれ以上言うなと表情で知らせてみるが、果たして気づいてくれるのか...
すると店長は突然、こう切り出した。
「ええ~っと、奥様、
もちろん日本市場で流通しているロッドの価格はそれくらいが相場です。
御主人だけでなく多くのアングラーが1本5万円のロッドを購入しています。
そして同じくリールの相場も4~5万円するんです。
となりますと、たいていはボートには10セット以上積み込みますから、
そのセットだけで”5万円プラス5万円”x10=100万円になってしまいますね。」
「ああ~そんなにかかるものなんですか。」
「はい、最低でも10セットは必要ですから。
包丁と同じく使い分けするもんですから。」
”フフフ、そうなんだよ。釣りには金が掛るんだよ。もっと言ってやってくれ” 俺は心の中で拍手喝采だ。
「奥様、さきほど私はご主人様にとりあえず2セットをお薦めしました。
ロッドとリールのセットをです。
それは使い分けが本当に面白いからです。」
「そうですの。」
「おっと、それよりも奥様とご主人様はご結婚10周年ですか。おめでとうございます。
お二人で力を合わせて頑張ってきたからこそ、今のお幸せなご家庭があるわけですよね。
お二人で一つの目標に向かってこれまで一生懸命頑張ってこられた。
2が1ってことですよね、奥様。」
「ああ~はい、そうですわね。二人で頑張ってきましたわ。いろいろありましたけれど」
「そうでしょうね。
どちらのご家庭にも他人ではけっして推し量ることができないたくさんのことがございますでしょうね。
そしてこれからも。
ところで奥様、数学はお得意ですか?」
「いえいえ、学生時代に普通にかじっただけであまり得意ではありませんわ。
主人の方は理系ですから数字はどちらかというと、主人の方が強いですわ。
どういうことですの。」
「そうですか、いえいえそんなに難しいことじゃないんです。
奥様、それにご主人様、1+1=2ですよね。
では数学で、”1=2”ってのはありえますか?」
「1が2になるんですか。そんなことありえませんわ。」
「それがですね、頑張ってきた仲の良いご夫婦だけが、そんな奇跡の瞬間を体験することができるんですよね。」
”そんなことあるわけねえだろ!馬鹿か!” 俺は心の中でそう呟いた。
あらぬ方向へと話が進んできたが、おだてられた嫁はまだまだ話に夢中だ。
「それではですね、
お二人で一つの目標へと頑張ってこられたお二方への、
ご結婚10周年記念を祝しまして、
ささやかながら、”1=2”の奇跡のマジックをプレゼントしましょう!!」
「???????
えぇ、どういうことですの。」
「そんなたいしたことじゃないですからちょっとやってみましょう。^^
a=b としますね。
まずは両辺にaをかけてみてくれますか。
はい、これを使ってください。ペンとメモです。どうぞ。」
「aをかけるんですわね。
そうすると、axa = axbになりますわ。
まとめますと、a² = ab ですわ。」
「ではそこに両辺に同じく、 (a² -2ab)を足してくれますか。」
「わかりましたわ。 ええ~と、
a² +(a² -2ab) = ab+(a² -2ab) になりますから、
2a²-2ab = a² -ab、
まとめますと、2(a² -ab) = a² -ab です。」
「それでは、両辺を (a² -ab) で割っていただけますか。」
「はいかしこまりました。
ええっ~~~???
なんでですの~~~???
2 = 1 になりますわ!!
あらあ~~、すごく不思議~~~!! ねえあなたっ!!」
”そんなわけねーだろ!” 心の中で俺は呟きながらもう一度言われた通りにやってみる。
「ええ~~っと、
ああして.....
こうして.....
あっほんまや、 2=1 になるわ.....」
「そうでしょ。ご結婚10周年、おめでとうございます!!」
「・・・・・・・・・・・
??? ・・・・・・・・・・・ ???????????
う~~ん、いったいこれ、マジックっていうからには、どんなタネがあるんですかね、
教えて下さいよ、店長さん。」
「アハハ、古典的な商売、いやもとい(笑)、
極めて古典的な数学トリックですよ。^^;
基本がわかっていれば大丈夫ですよ。
そうです、
例えばジャーキングロッドにはショートレングス、
6フィート以下って超基本が大切なようにね。(苦笑)
6.4じゃあだめなんですよ。
大前提、基本が決定的に欠けているってわけです。^^;」
「・・・・・・・・・・・」
”喧嘩を売る相手が悪かったな...” 俺はおおいに反省しながらもこれ以上復讐が発展しないように祈るような気持ちだ。
「ご主人様は”因数分解”って専門用語は、もちろん理系ですから、知っておられますよね。
では、もっと単純な、小学生レベルで習ったことを思い出してもらえますか?」
「それじゃあ、ひとつヒントを。」
「そうですねえ、ヒントはですねえ、割り切れない気持ち、
いえいえ、割り算ですよ。(笑)」
「・・・・・・・・・・・・」
といわれても、俺にはまだこのトリックのタネがまったくもってわからない。
見かねた店長がさらにヒントを出してくれた。
「割り算のタブーは何ですかね?
言い換えれば、割れないってどんな時ですかね?」
「う~~~ん...........
えぇっと....
もしかして.......
0 (ゼロ)で割れないってこと?」
「はい、大正解です!!
小学校で習いましたよね!!
割り算の基本ですよね!!
この場合は最初からa=bと規定しているわけです。
そうなると、a² -ab は、a² - a² になりますから、= 0(ゼロ)になっちゃいますよね。」
「そうか.......orz
俺は、”因数分解なんてわかってるぞ!”って見た目のそんなことだけにとらわれて、
ゼロ0で割ろうとしていたことを見抜けなかったってわけか.......orz
きっ、基本を知らず知らず見失っていたというわけか.......orz
専門用語に惑わされて...........orz」
「そうなんです。
トリックというのは、一見なんでもないようなところに、なんでもないような顔をして潜んでいるものなんですよ。^^;」
「基本が、大前提がなくなってしまったら、
それはもはやマジックになってしまう...
たとえとんでもないことが起こっても、何ら疑問に感じなくなっちゃう...
そういうことか...」
「はい、そうなんです。
2=1なんて、ありえない世界が訪れちゃうんですよ... 基本がなくなってしまうと...
でも、気づかない当のご本人は、その偽りの世界でごまかしごまかし、なんとか納得しながら生きていく、まさに無為の時を過ごしながら...
まったく... この世の終わりですよ....... orz」
「・・・・・・・・・・・ orz」
「さて、同様に、
バスフィッシングも基本が、大前提がとても大切なんです。
真のテクニックであるジャーキングも同じなんですね!!
6フィート以下のショートレングスという大前提、
この超基本をないがしろにしてしまうと、
眼は開けているのに、全く見えていない!!
盲目と同じになってしまうんですよね!!
そうなんです、基本の型&作法を身につけないと、たとえ魚が釣れたとしても、
いつも偶然の産物、
いつもマジック、
いつもでたらめ、ってことになってしまうんですよね...........orz
そして実際、この真のテクニックを身につけるには、時間と忍耐がかかりますから、途中退場者が続出するのです...orz
でもそれは逆に考えてみれば、やっていけたアングラーにとっては、100人に一人になるでしょうが、それこそ凄い武器、自分の釣りの基軸になるわけなんです。^^
この差は相当大きいものですよ。
どうですか?? アメリカンタックルでジャーキング始めてみませんか??
面白いですよ~~~!!」
俺はガクッと膝を落とした。
「わかったよ。あんたにつきあってやるよ。」
「あなたっ!」 早速叱責の声が鬼嫁から発せられる。
俺は言いなおした。
「あっいや、店長さん、お付き合いさせてください。」
「いえいえ滅相もない。恐縮です。
それよりも、お気持ちの方は割り切れましたかね??」
「はい、きれいさっぱり割り切れましたよ...(苦笑)」
「そうよ、あなた!
2セットっていったらいままでのあなたの好みで揃えちゃったら、20万円くらいもするじゃないの。
なに迷ってるの?! こんなにお得な話ないじゃない!!
5万円程度で済むなんて、いますぐ買っときなさいよ!!
今日は特別なんだから気にしなくていいのよ!!」
「わかってるよ。
店長さん、お薦め2セットと、
あとはそうだなあ、
お薦めのジャークベイトも5つくらいつけてくれるかな。」
「かしこまりました。
それではラトリンログシリーズのARBとAB、そしてARAから5つ選ばせていただきますね。
この度は本当にありがとうございます。」
結局その日俺は当初のお目当てロッドであるHB64MLではなく、ロッドとリールのセットを2つとジャークベイトを5つ買って帰ることになった。
もちろん嫁にはその後百貨店で洋服やらバックやらいろいろと買わされるはめになったのだが...(苦笑)
「あなたあ、このお洋服どう?似合ってる?」 やれやれ... 帰宅した途端にファッションショーが始まった...
「うんバッチリだよ。」 心にもないことを言いながらも俺は、明日にでもニュータックルを使ってみようとウズウズした気持ちになっている。
”こんな感覚は小学生の時の遠足以来だな...” そんなことを感じながら、今夜はなかなか寝付けないだろうなって考えている。
ウズウズというよりか、なんだかウキウキ、そしてルンルンとした気持ちになっている。
”店長さんよ、ありがとうな!” リールに真新しい20ポンドのラインを巻きながら、素直な俺はそっと呟く。
(完)
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
今回はいつもと趣向をガラリと変えまして^^;、小話形式で話を進めさせていただきました。
きっかけはご常連のお客様”瀬良”様にご紹介いただいた、伊坂幸太郎氏の小説「陽気なギャングが地球を回す」が非常に面白かったからです。
瀬良さん、インスピレーションをいただきまして、本当にありがとうございます。
私は職業柄、もちろん日々たくさんのアングラーのみなさまとお話する機会があるのですが、
そして中には何十年とバスフィッシング歴がおありで、何年も流行の最先端におられるベテランアングラー様ともお話しすることがあるのですが、
そんなアングラー様に限っていかんせん、いくらアメリカのバスフィッシングが大好きだと自称されていても、
大前提がちがうのでしょうね、全く話が噛み合わないなんて、悲しい経験を幾度もしています...^^;
まあ、小さくて汚い弊店にわざわざお越しいただけるわけですから、
まあ、そんなわけでアメリカのバスフィッシングに関してはたいへん興味がおありなわけなんですが、
だからこそ本場のアメリカンタックルについて語ってこられるわけなんですが、
そういったアングラー様はどうしようもないですね^^;、
例えばロッドについて話してこられるとしましても、その中心の話題は悲しいことに、ロッドのブランド名だったり、アメリカの有名プロが開発したとかっていうふれこみだったり、
所詮その程度の上っ面の会話で終わってしまいます...orz
簡単な例は、「ルーミスのブランクス最高!」とか、「やっぱキスラーはいいよね!」とか、「あのプロのロッドがいい!」とか、「このロッドとあのリグで勝ちまくってるよ!」とか、まあ、そんなレベルの話です...^^;
また、今アメリカではこれが流行っているとか、今アメリカのトッププロではこれが話題とか、そんな煮ても焼いても喰えない話ばかりです...^^;
おわかりですよね??
これじゃあミーハーちゃまが席巻していたあのバスブームの時代となにがちがうのか?、
単に超人気だからといって追いかけていた対象が、日本のメーカーからアメリカンブランドメーカーへ移っただけの話ではないか??
はい、悲しすぎることに、なにひとつ変わってないんですね、そのスピリットは...orz 目も覆いたくなるほどにミーハーのままなんです...orz
それが端的に、はっきりと証明されたのが、
昨年も終わろうかという頃、10月ごろから一気にブームを巷で巻き起こしたアラ〇〇リ〇騒動になります...
あのリグが釣れようが釣れまいがそんなことはどうでもいいです。ここではあえてそのルアーについての詳細には触れません。
それよりも、みなさまにじっくりと観察していただきたいのは、巷のブームに乗ってしまうタイプの人間というものがどんな種類の人間であるか、ということです。
巷のブームを追いかける人は、永遠にそれを繰り返すことでしょう。
巷のブームを追いかけて発信する人は、手を変え品を変え、永遠にそれを繰り返すことでしょう。
共通するのは、モノゴトを深く掘り下げることができない、そんなところにあります。
共通するのは、トリックをすぐに見抜けない節穴の観察眼、そんなところにあります。
ですから、いつまでたってもマジックを求めます。魔法を求めます。そんなルアーやタックルを求めます。
まるで上記小話のようではありませんか?? 1が2になってもまったく気づかず、ずっと盲目のまま走っていくのです...
大前提が、基本が、基軸というものが、決定的に欠けているのです...
(無鉄砲な若者はすきではあります。^^ でも、若者ではない、30歳を超えた男性でこれではちょっと、って感じですかね...)
愚痴はさておき、せっかくこんな小さなお店へお越しいただけるわけですから、もっとみなさんに心からバスフィッシングを楽しんでいただきたいとの考えから、
フィッシングエルモでは、ブームはブームでも、「きっちりとマイブームを作ろう!」というご提案を続けてきました。微力ながらこれからも続けていこうと思います。
みなさん、今面白すぎる「自分の釣り」、それに熱中できていますか??^^
ロッドワークと真剣に向かい合っていくと、新たな発見だらけではありませんか??^^
別にジャーキングだけでなくて、リーリングの釣りやワームの釣りにも、いろんな嬉しい大発見があったのではありませんか??^^
ロッドワーク、ジャーキングを真剣にやっていくことで、バスフィッシング全般のスキルアップを実感できているのではありませんか??^^
ぜひそのまま自分のペースでやっていってくださいね。心より応援しております。
この度はお目汚し、失礼しました。^^;
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
ジェームスヘドンが作った「オリジナルザラスプーク」や「クレイジークロウラー」や「ラッキー13」、
フレッドアーボガストが1938年に発表した画期的な「ジッターバグ」、
ほうきの柄を削ってルアー製作をスタートさせたジャックスミスウィックが1950年代に作り出した最高傑作「ラトリンログ」、
そんな本物のルアーを、”本気で”使っていくと、
ーいいかい、むずかしくないよ。
だって、ルアーの方が最初のワンアクションから、君の心をがしっと鷲掴みにするからー、
代々受け継がれてきた”すごく”貴重な何かに気づく。
ある貴重な秘密だ。
それは、名作ルアーすべてのデザインや機能性に、名作ルアーすべてに共有される発想や概念、あのすべての名作ルアーの中にある。
そして、そういったルアーはアングラーからアングラーへ、父から孫へと受け継がれるが、その本質はいつまでも輝き続けるのだ。
もし君がすでに本物のルアーやロッドやリールを知っているのなら、
フィッシングエルモという小さなショップは、たぶんまた君にその源へと戻る理由を与えるだろう。
そして、君が本物を一度も使ったことがなく、これから初めて出会おうとしているのなら、僕はこれを約束できる。
君のバスフィッシングは、君の人生は良い方に変わろうとしている。
エルモとマシューとジョシュア、フィッシングエルモプロスタッフ、それにいつもご贔屓にしたいただいているご常連のあっぱれアングラーのみなさまより 友情と胸いっぱいの想いを込めて
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
まずはいきなり~~~、フィッシングエルモ入荷情報===!!
やはり春になると予想外なこともあるもんですね... じゅうぶんに在庫は確保していたのですが...^^;
全4巻が売り切れており(大汗)、たいへんご迷惑をお掛けしておりましたが、
【フィッシングエルモ・オリジナルDVD「楽しくなるバスフィッシング教室」】が、
本日全4巻とも揃って、たった今入荷しましたあ~~~!!
第1弾は、「ジャーキング 基本編」、
第2弾は、「ジャーキングタックル編」、
第3弾は、「ジャーキング レンジアジャスト&ルアーチョイス編」、
第4弾は、「ジャーキング チューニング前編」
になっております。
今シーズンこそ、「真のテクニック」を身につけてみませんか?!
本物のバスフィッシングの世界へと一歩近づいてみませんか?!
興味がございましたら、こちらから購入できますので、どうぞよろしくお願いします。
http://www.fishingelmo.com/cp-bin/remiseCart/main.cgi?mode=cart&sid=1&g1=7%2E%82c%82u%82c&g2=
http://www.fishingelmo.com/cp-bin/remiseCart/main.cgi?mode=details&sid=1&gid=1S000001
http://www.fishingelmo.com/cp-bin/remiseCart/main.cgi?mode=details&sid=1&gid=1S000002
http://www.fishingelmo.com/cp-bin/remiseCart/main.cgi?mode=details&sid=1&gid=1S000003
http://www.fishingelmo.com/cp-bin/remiseCart/main.cgi?mode=details&sid=1&gid=1S000004
尚、ご一緒に、フィッシングエルモプロスタッフやご常連アングラーが使っている、
エルモ発信の「秘密のライン」はいかがですか?!
ぶっちゃけロッドワークをやっている人にしか、ラインストレッチと真剣に向き合っているアングラーにしか、本当にいいラインってのは見分けられないものなんです!!
「スタークU2」や「グンター」を使ってもその違いがわからない人、もしくは道具として使い分けることができない人が巷ではゴロゴロしていることでしょうが^^;、
エルモスタイルアングラーならば、本当にたくさんの発見に痺れてしまうことでしょう~~~!!^^
そして、ジャーキングの腕が一瞬で上がったと勘違いしてしまうかもしれません!!(笑)
興味がございましたら、コチラからどうぞ!
いや、「全くモノがちがう!」と感動すること請け合いですので、上手くなりたいアングラー様は、ぜひ手を出すべきと、心から進言申し上げます!!
「スタークU2」「グンター」「ハイループ」、この3種類のラインをぜひぜひお使いくださいね!!^^
http://www.fishingelmo.com/cp-bin/remiseCart/main.cgi?mode=cart&sid=1&g1=8%2E%83%89%83C%83%93&g2